【新卒向け】初任給16万円~40万円の手取りは?

月収と手取り 新卒向け
この記事は約5分で読めます。
PR

初任給が額面月収16万円~40万円のとき、社会保険料や税金を差し引いた後の手取り金額はいくらになるでしょうか?月収別に比較してみました!

額面とは?

会社から支払われる報酬総額を指します。基本給に加えて、各種手当(時間外手当・役職手当など)が含まれます。

ここから社会保険料(健康保険・雇用保険・介護保険・厚生年金保険)や税金(所得税・住民税)などが天引きされ、手元に残る金額が手取りです。

天引きの考え方

給与が従業員に支払われる前に差し引かれるものには、以下のような項目があります。

  • 健康保険料:会社員は企業ごとの健康保険組合に加入するための保険料
  • 雇用保険料:失業や育児休業など従業員が働けないときに手当を支払ったり、就業支援に用いられたりする原資
  • 介護保険料:介護サービス事業者に支払う原資(加入者は40歳以上)
  • 厚生年金保険料:厚生年金の運用原資
  • 所得税:所得に応じて支払う税金
  • 住民税:所得に応じた所得割と住民全員が等しく負担する均等割があり、都道府県・市区町村それぞれに支払う税金

ざっくりと、以下の式で計算されます。

  • 給与所得=給与収入-基礎控除など(※1)-社会保険料など
  • 所得税=給与所得×税率-控除(※2)
  • 住民税=(前年の給与所得-調整控除など)×10%+5,000円
  • 手取り=給与収入-社会保険料-所得税-住民税-その他(社宅・組合費など)

※1:基礎控除以外にも、家族構成に応じた控除(配偶者控除、扶養控除、ひとり親控除など)や障害者控除などがあります。

※2:累進課税の金額を控除額で調整します。

計算の前提

  • 住民税は0円(前年の所得が48万円以下であれば支払いなし)
  • 健康保険料率5%(会社による)、雇用保険料率0.6%(労使折半後)、厚生年金保険料率9.15%(労使折半後)
  • 40歳未満(=介護保険料0円)
  • 生命保険料は0円
  • 持ち家なし
  • その他、控除されるもの(社宅家賃・労働組合費など)は0円

注意すること

初任給に含まれるものは企業により異なっています。基本給を示している企業もあれば、残業代や各種手当を含んでいる企業もあります。

また、賞与や福利厚生、退職金なども見えないことが多いため、初任給=待遇となっていないことに注意してください。

初任給16万円~40万円をグラフにしてみた

月収と手取り

月収が増えるにつれて、社会保険料・税金の割合が増えていくことがわかります。

初任給16万円の手取り

初任給が額面月収16万円のとき、社会保険料や源泉徴収額(所得税)は以下のようになります。

項目金額(円)
給与・手当160,000
健康保険8,000
雇用保険960
厚生年金保険14,640
源泉徴収額(所得税)2,560

以上より、手取りは約13.4万円です。

初任給17万円の手取り

初任給が額面月収17万円のとき、社会保険料や源泉徴収額(所得税)は以下のようになります。

項目金額(円)
給与・手当170,000
健康保険8,500
雇用保険1,020
厚生年金保険15,555
源泉徴収額(所得税)2,820

以上より、手取りは約14.2万円です。

初任給18万円の手取り

初任給が額面月収18万円のとき、社会保険料や源泉徴収額(所得税)は以下のようになります。

項目金額(円)
給与・手当180,000
健康保険9,000
雇用保険1,080
厚生年金保険16,470
源泉徴収額(所得税)3,100

以上より、手取りは約15万円です。

初任給19万円の手取り

初任給が額面月収19万円のとき、社会保険料や源泉徴収額(所得税)は以下のようになります。

項目金額(円)
給与・手当190,000
健康保険9,500
雇用保険1,140
厚生年金保険17,385
源泉徴収額(所得税)3,410

以上より、手取りは約15.9万円です。

初任給20万円の手取り

初任給が額面月収20万円のとき、社会保険料や源泉徴収額(所得税)は以下のようになります。

項目金額(円)
給与・手当200,000
健康保険10,000
雇用保険1,200
厚生年金保険18,300
源泉徴収額(所得税)3,710

以上より、手取りは約16.7万円です

初任給21万円の手取り

初任給が額面月収21万円のとき、社会保険料や源泉徴収額(所得税)は以下のようになります。

項目金額(円)
給与・手当210,000
健康保険11,000
雇用保険1,320
厚生年金保険20,130
源泉徴収額(所得税)3,960

以上より、手取りは約17.4万円です。

初任給22万円の手取り

初任給が額面月収22万円のとき、社会保険料や源泉徴収額(所得税)は以下のようになります。

項目金額(円)
給与・手当220,000
健康保険11,000
雇用保険1,320
厚生年金保険20,130
源泉徴収額(所得税)4,320

以上より、手取りは約18.3万円です。

初任給23万円の手取り

初任給が額面月収23万円のとき、社会保険料や源泉徴収額(所得税)は以下のようになります。

項目金額(円)
給与・手当230,000
健康保険12,000
雇用保険1,440
厚生年金保険21,960
源泉徴収額(所得税)4,570

以上より、手取りは約19万円です。

初任給24万円の手取り

初任給が額面月収24万円のとき、社会保険料や源泉徴収額(所得税)は以下のようになります。

項目金額(円)
給与・手当240,000
健康保険12,000
雇用保険1,440
厚生年金保険21,960
源泉徴収額(所得税)4,930

以上より、手取りは約20万円です。

初任給25万円の手取り

初任給が額面月収25万円のとき、社会保険料や源泉徴収額(所得税)は以下のようになります。

項目金額(円)
給与・手当250,000
健康保険13,000
雇用保険1,560
厚生年金保険23,790
源泉徴収額(所得税)5,180

以上より、手取りは約20.6万円です。

初任給30万円の手取り

初任給が額面月収30万円のとき、社会保険料や源泉徴収額(所得税)は以下のようになります。

項目金額(円)
給与・手当300,000
健康保険15,000
雇用保険1,800
厚生年金保険27,450
源泉徴収額(所得税)6,760

以上より、手取りは約24.9万円です。

初任給35万円の手取り

初任給が額面月収35万円のとき、社会保険料や源泉徴収額(所得税)は以下のようになります。

項目金額(円)
給与・手当350,000
健康保険18,000
雇用保険2,160
厚生年金保険32,940
源泉徴収額(所得税)8,230

以上より、手取りは約28.9万円です。

初任給40万円の手取り

初任給が額面月収40万円のとき、社会保険料や源泉徴収額(所得税)は以下のようになります。

項目金額(円)
給与・手当400,000
健康保険20,500
雇用保険2,460
厚生年金保険37,515
源泉徴収額(所得税)11,610

以上より、手取りは約32.8万円です。

コメント