就職を期に上京するというのはよくありますが、東京で暮らすにはいくら必要になるでしょうか?
手取りと家計プランをシミュレーションしながら考えてみましょう。
月収25万円の手取りは?
月収25万円もらえる場合、手取りでは約18万7000円になります。
月収 | 250,000 |
健康保険料 | 13,000 |
雇用保険料 | 1,430 |
厚生年金保険料 | 23,790 |
住民税 | 11,800 |
所得税 | 13,327 |
手取り | 186,653 |
(試算上の注意)
- 健康保険料率や雇用保険料率は、健康保険組合や年などにより変わります
- 年間のボーナスは月収2ヶ月分
- 住民税は、前年同額の収入があり、生命保険料(年)を5,000円として計算
生活費は?
固定費
住居費
最も大きな金額を占めるのは、当然ながら「家賃」になります。
23区内では、城東地区のなかでも東部(足立区、葛飾区、荒川区)だと比較的家賃が抑えられており、平均家賃は約8万円となっています。
(参考)https://www.homes.co.jp/cont/money/money_00186/
この平均家賃は20~25平米かつ駅徒歩10分圏内の物件となっているため、妥協すれば安価な物件が見つかる可能性もあります。
水道光熱費(電気、ガス、水道)
一人暮らしの場合、月あたり13,256円(全国)となっています。
水道光熱費に関しては、東京だからといって特別高くなるわけではありません。
(参考)総務省 家計調査 家計収支編 単身世帯 2024年度
通信費
スマホ回線はサブブランドの大容量プランで3,000円程度が相場となっています。
もちろん、格安SIMを契約すればもっと節約できます。
家のインターネット回線・Wi-Fiを契約する場合は、プラスで4,000円程度かかるでしょう。
無料インターネット物件であれば、通信速度は落ちるかもしれませんが、費用を抑えられます。あるいは、スマホのテザリングを利用する手もあります。
変動費
食費
変動費の中では、食費が一番大きな支出になるでしょう。
日用品費や交通費、交際費などにもお金を回すことを考えると、月4万円、1日あたり1,300円くらいで抑えたいところです。
ここ数年で物価がかなり上昇したため、毎食のように外食するのはかなり厳しく、中食や自炊を組み合わせるのが現実的です。
交通費
東京での移動は、基本的にJRや東京メトロなどの電車を利用することになるため、交通費がかさみがちです。
車の所有は現実的ではありません。駐車場が(安くても)月2~3万円になります。
家計プランを考えてみると?
月収 | 250,000 |
手取り | 187,000 |
固定費 | |
(住居費) | 80,000 |
(水道光熱費) | 13,000 |
(通信費) | 7,000 |
変動費 | |
(食費) | 40,000 |
(日用品費) | 10,000 |
(交通費) | 12,000 |
(交際費・娯楽費) | 13,000 |
(被服費・美容費) | 10,000 |
(医療費) | 2,000 |
支出合計 | 187,000 |
貯金するには、変動費を少し絞る必要があります。美容費や医療費などは毎回かかるわけではないため、使わなかった変動費を貯金に回すことはできそうです。
また、貯金が苦手であれば固定費として貯金分を最初に差し引いて考えるのも良いでしょう。
最後にひとこと
月収25万円で東京暮らしを叶えるには、家賃をある程度に抑えることが最も効果的です。
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