ローンは返済期間が長くなれば長くなるほど、返済総額が増えていきます。
お金を借りている期間の長さによって利子の支払額が変動することが要因ですが、実際にどれくらい金額が変わってくるか、シミュレーションしてみましょう。
※返済期間中、利子が変動しないものとして計算しています。
元利均等返済の場合
元利均等返済とは、毎月同じ金額を返済する方式です。
元金(借りたお金そのもの)+利子の支払い額は、毎月同額になります。
(例)借入金が5,000万円の場合
返済期間(返済回数) | 毎月の返済金額 | 返済総額 |
---|---|---|
20年(240回) | 241,272円 | 57,905,449円 |
35年(420回) | 153,092円 | 64,298,732円 |
50年(600回) | 118,503円 | 71,101,888円 |
計算式
利子の支払総額の概算は、以下のようになります。
x:借入額、n:返済回数、r:月利
(利子総額)=\left(\dfrac{rn(1+r)^n}{(1+r)^n-1}-1\right)x
元金均等返済の場合
元金均等返済とは、毎月支払う元金が同じ金額になる返済方式です。
元金が毎月同じ金額になり、利子の支払い額は返済していくにつれて減少していきます。
(例)借入金が5,000万円の場合
返済期間(返済回数) | 初月の返済金額 | 利子総額 |
---|---|---|
20年(240回) | 270,833円 | 57,531,250円 |
35年(420回) | 181,548円 | 63,156,250円 |
50年(600回) | 145,833円 | 68,781,250円 |
※元金均等返済では、返済が進むと月の返済金額が減少していきます。
計算式
利子の支払総額の概算は、以下のようになります。
x:借入額、n:返済回数、r:月利
(利子総額)=\dfrac{1}{2}rn(n+1)x
最後にひとこと
返済期間が短い場合は元利均等返済・元金均等返済の差は小さいですが、返済期間が長くなるとその差は大きくなります。
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